この記事は第二弾のサポーター/サブアタッカーとしての役割を持った星5キャラクター達に焦点を当てた解説記事です。メインアタッカーの解説やこのブログについて詳しく知りたい方は第一弾からご覧になることをおすすめします。
*璃月までのストーリーに関する微ネタバレ注意!
もくじ
水元素
モナ
夜蘭
ニィロウ
☆珊瑚宮心海
氷元素
七七
☆申鶴
雷元素
八重神子
風元素
ジン
☆ウェンティ
☆楓原万葉
岩元素
☆鍾離
☆アルベド
草元素
ティナリ
ナヒーダ
☆...我が家のビルド投稿済み
★...無/微課金向けガイド投稿済み
水元素
モナ
恒常星5キャラクターの一人。恒常出身のキャラクターは外れと言われがちであるが、モナに関しては実装当初から変わらず高い評価を維持している。スキルのデコイや法器使いの特権である水元素を纏った通常攻撃のおかげで様々な元素反応の起点となる他に、高いダメージと強力なデバフ効果を併せ持つ元素爆発のおかげでサブアタッカーとサポーターを両立できる多芸なキャラクター。間違いなく恒常出身の中では当たりと言えるだろう。
モナの良さはその汎用性の高さにあるだろう。例えば甘雨などを主軸とした「モルガナ」パーティーでは甘雨とモナの二重デコイにより敵からの攻撃を凌げるほか、元素爆発のデバフにより安定して高いダメージを凍結した敵に撃ちこむことが出来る。このデバフはモルガナ編成に限らず幅広い編成で活躍できる性能であるため、とりあえず困ったらパーティに編成してみると良いだろう。
また、このデバフ効果は自身の元素爆発にも影響するため、天賦に記載されている倍率以上のダメージを出すことが可能。少し手順は複雑になるが、蒸発を絡めることで10万以上のダメージを拝むことも難しくはない。
そして水元素の法器使いであることから鍛造武器の金珀・試作を装備することができるため、ヒーラーとしての役割までも担うこともできる。これと絶縁4セットを装備したモナがいれば彼女の固有天賦効果も相まって、継続的にデバフ、中程度のダメージ、そしてチーム全体の回復を行える。もし運よく彼女を仲間にできたのであれば、率先的に育成することをおすすめする。
夜蘭(未所持)
Ver.3.4現在、原神界で間違いなく三本指に入るほど強力な能力を持つのがこの夜蘭である。彼女の実装前から星5の性能を持つと言われていた行秋の防御性能を全て攻撃面に転化させた、と言えば彼女の強さがより明確になるだろうか。現状の水元素キャラクターの中では最強のサポーターと言っても過言ではないだろう。
夜蘭の最大の強みは彼女の元素爆発にある。発動することで行秋と同様に通常攻撃をトリガーとして強力な追撃を行うことが出来る。この追撃のダメージが非常に高い上に高頻度で水元素を敵に付与できるため、蒸発や凍結など様々な強力な元素反応の起点として非常に優秀である。そして彼女の元素爆発の強さはこれだけにとどまらない。固有天賦効果により時間経過と共に増加するダメージバフを場に出ているキャラクターに与えることができ、これは最大驚異の50%となる。ここまでてんこ盛りな性能にはいくら何でもやり過ぎではないか、と思わざるを得ない。
が、そう思ったところで追撃の手を緩めないのが The HoYoverse クオリティ。夜蘭の持つスキルは発動することで高速でフィールドを疾走することができ、これだけでも探索性能が非常に高い。そして、疾走中敵に触れることで命の糸を敵に絡めながらマークし、そしてスキル終了時に爆発し強力な水元素の単発ダメージを複数の敵に与えることが出来る。そのため蒸発を組み合わせることで元素爆発並みの高いダメージを出せることに加えて、元素粒子の生成量も申し分ないため至れり尽くせりである。
突破素材である符文の歯車が始めたばかりの方には少し取得しづらい点を除けば特にこれと言った弱点はほぼ存在しないため、夜蘭はどんな方にもおすすめできる強キャラクターである。恐らく今後数年は彼女を超えるキャラクター出現しえないと予想出来るため、もし原石に余裕があるのであれば引いてしまって良いだろう。
ニィロウ
ニィロウは原神史上初の元素反応のシステムを一変させるユニークなスキルを持つ踊り子である。スキルを起動することで決められたパーティー編成でいる間、通常の開花反応で生成される草原核が豊穣の核へと変化し、効果範囲とダメージが爆増する。また、彼女はサポーターとしてデザインされたキャラクターであるが、スキルを使い分けたり元素爆発に蒸発反応を絡めることでサブアタッカーとしての性能をも引き出すことができ、使っていて楽しいキャラクターである。そして何より...
可愛い。
まずニィロウのスキルだが、今まで実装されてきた他のキャラクターとは一線を画す性能となっている。彼女のスキルを一度発動した後に最大三回まで通常攻撃、またはスキルボタンを押すことでニィロウらしい剣舞の舞を演じながら敵を攻撃し、ここで三回目に入力したボタンの種類によって最大2つの特殊なモードに突入する。かいつまんで説明すると、この三回目のボタンが通常攻撃の場合はアタッカーとしての性能に優れた剣舞のステップ、そしてスキルの場合はバーバラのスキルのように周囲に水元素を付与し続ける旋舞のステップとなるのである。
そしてこのいずれかのモードに突入してからがニィロウの本領である。チーム編成を草と水のみに制限する必要があるが、代わりに彼女の天賦効果により開花反応が豊穣の核へと変化し、とたんに戦場は爆撃機に襲撃されたかのような地獄絵図へと変貌する。この豊穣の核が非常に強力であり、対複数戦では無類の強さを発揮する。ニィロウのHPと開花反応を起こすキャラクターの元素熟知がある程度あれば、一つの核の起爆ダメージは2万後半を優に超えることなり、たちまち周囲の敵は殲滅される。その可愛い見た目からは想像できないえげつない性能をしているのがこのニィロウである。
一つ注意点として、開花反応は自キャラにもダメージを与える諸刃の剣であるため、ヒーラー無しで彼女を使用すると敵もろとも自爆することとなるため注意が必要である。
また、ニィロウは水元素であることから蒸発反応との相性も良い。彼女の元素爆発は自身を中心として周りに存在する敵に水の高倍率のダメージを二回与えるシンプルなものであり、かなり強力。蒸発反応が組み合わされば合計10万以上のダメージは余裕で出すことが可能な上、その後も剣舞のステップを使って時限アタッカーとして戦うことが可能であり、中々器用である。
ニィロウはパーティに制限がかけられやすいため一見初心者には厳しいキャラクターに思えるが、バーバラやコレイ、そして草主人公と無課金であっても簡単に入手できる優秀なキャラクターが多く存在するため、その可愛らしい見た目に惹かれた方はとりあえず仲間にしてみてはいかがだろうか。
珊瑚宮心海
歩く七天神像とも呼ばれる珊瑚宮心海は、その異名に見合った高い回復力が魅力のヒーラーである。驚異の会心率-100%のインパクトに一時期その利便性とはかけ離れた評価を受けていた彼女であるが、草元素が追加されたことで会心率を必要としない強力な元素反応が増え、ヒーラーとしてだけでなくアタッカーや水元素付与役として現在は様々なパーティーから引っ張りだこなキャラクターである。
珊瑚宮心海はスキルを発動することで周囲のキャラクターを回復するクラゲを設置することができる。このクラゲの回復量はヒーラー界でもトップクラスな上に彼女の固有天賦により治癒効果をさらに増強できるため、とりあえず編成に入れておくだけでチームメンバーの生存率が跳ね上がる。また、このクラゲは一定間隔で周りの敵に水元素攻撃を行うのであるが、なんとこのダメージの元素付着クールタイム(ICD)は0秒なため、凍結などの元素反応を主軸とするパーティーにおいて非常に重要な役割を果たすことが出来る。代わりに設置したクラゲを移動させることが出来ないことが唯一の難点であるが、祭礼の断片を装備することによって克服可能なためそこまで致命的な弱点ではないと言える。
そして珊瑚宮心海の元素爆発は自身の通常攻撃、重撃、そしてスキルを増強する時限アタッカーとしての性能とチーム全体を回復させる2つの能力を併せ持つものとなっている。とは言っても会心無しの彼女単体の火力は他のアタッカーと比べるとお世辞にもあまり高いとは言えず、先程のニィロウの開花や感電などの元素反応を中心として戦うことが前提となったデザインとなっている。その代わりに彼女の通常攻撃と重撃が敵にダメージを与える度にチームメンバーのHPを少しずつ回復してくれるため、ピンチの時や侵食のダメージが手痛い際にきっちり仕事を行える珊瑚宮心海ほど心強い存在はないだろう。
特に初心者の方が仲間に出来れば序盤の戦闘での不慮の事故の確率を大幅に下げることができることはもちろん、元素熟知を少しでも積んでおけば固定ダメージの暴力で低レベルの敵を蹂躙できる部分も強力。もし余裕があればぜひ仲間にして欲しいキャラクターの一人である。
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氷元素
七七
とある家庭の日常:
息子:「お母さん、僕、神里綾華が欲しい。」
お母さん:「神里綾華ならもうお家にいるでしょ!」
息子:「」
お家の神里綾華:
これは海外では有名なネタの七七バージョンである。他にも七七に関するネタやMemeは今や溢れかえるほど存在しており、どれだけ彼女のすり抜けが旅人たちへのダメージ癒しに繋がっているかが伺える。しかし、彼女も星5キャラクターの端くれであるだけの力は十分に持っている。現状七七を超えるヒーラーは存在せず、これはゾンビ(キョンシー)である彼女がどのようにして生命維持活動を行っているのか自ら実証してくれているように思えてならない。
七七のスキル、元素爆発、そして固有天賦2種は全て回復に関する性能を持っている。スキルは発動することで15秒間キャラクターの周りを漂う寒病鬼差と呼ばれる精霊のような玉を召喚し、継続中は場に出ている味方の回復を一定期間ごとに周囲の敵に氷元素ダメージを与えながら行い、そして七七が通常攻撃を敵にヒットさせた場合はさらにチーム全体、または付近の味方のHPを回復してくれる。クールタイム(CT)が30秒あることが少し厄介ではあるが、このスキル単体でチーム全体の回復を行えるのは驚異的であると言える。ちなみに祭礼の剣の武器効果を利用したい場合は七七自身が場に出ている必要があるため注意が必要。
そして七七が元素爆発を発動すると周囲の敵に中程度のダメージを与えながら度厄のお札と呼ばれたマークを行い、このお札の付いた敵を殴ったキャラクターを回復することができる。この様に七七は過剰なほどの回復を行えるキャラクターであり、この一点に関しては心海を優に超える性能である。しかし、氷元素の元素反応は水元素に比べて少々使いづらいことから現在の環境では心海の方が編成に組み込まれることが多い。
だが、氷元素には雷元素と組み合わせた超伝導と呼ばれる強力な元素反応が存在する。超電導の力を得た七七は攻撃速度の速い通常攻撃を利用した物理アタッカーとしての役割を担えるため、中々侮れない。これに加えてヒーラーのための聖遺物である海染硨磲4セットで発動する泡のダメージは七七の驚異的な回復力により容易にカンスト(27000ダメージ)出来る上、この超電導などのデバフ効果も適用されるためかなり強力。
どんなにダメージを受けようとそのハチャメチャな回復力により全てを無に帰すゾンビアタックを仕掛ける七七ほど敵にとって恐ろしいものは存在しないのではないだろうか。原神を始めたばかりの方が運よく仲間にする事ができれば序盤、中盤の心強い味方になってくれること間違いなしである。
申鶴
申鶴は氷元素の火力増強に特化したサポーターであり、彼女のスキルや元素爆発の力を借りた氷元素キャラクターは正に鬼に金棒と言えるだろう。更に重雲のスキルを組み合わせて通常攻撃に氷元素を付与することで(無凸では少し運用が大変だが、)どんなキャラクターであってもメインアタッカーとして運用することを可能とする中々ユニークな性能を持ったキャラクターである。
申鶴のスキルは一回押しと長押しで性能が少々異なる。どちらで発動しても氷翎と呼ばれるダメージアップバフを味方全体に回数制限付きで配れることに変わりはないのだが、彼女の固有天賦により異なるバフを行える。一回押しの場合はスキルや元素爆発、そして長押しの場合は通常攻撃、重撃、落下攻撃にダメージバフを付与でき、これは元素に関係なく作用するためこれを目当てに氷元素以外のキャラクターのサポーターとして編成することも一応可能。そして、このダメージバフと氷翎のダメージアップバフを組み合わせることでキャラクターの出せるダメージを指数関数的に伸ばすことができるのである。
彼女のサポート性能はこれで終わりではない。彼女の元素爆発は中範囲に立つ敵の氷と物理耐性までをも最大15%下げることができ、スキルと元素爆発を組み合わせた際のダメージは正直いかれている。どちらかというと玄人向けな性能をしているが、もし神里綾華や甘雨などの氷元素キャラクターをメインに使っている方であればぜひ仲間にしておきたいキャラクターである。
ただ、彼女を運用する上で一つ注意点がある。それは...
エロすg...=====○)д`);.・;゛;ブッ
ちなみに申鶴の容姿の衝撃はどうやら万国共通だそうな(我が家のビルドを参照)。
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雷元素
八重神子(未所持)
Hoyoverseのお気に入りとも噂される八重神子はフィッシュルに似たサブアタッカーである。スキルを発動することで自動で敵をランダムで自動攻撃してくれる殺生櫻を最大3つ設置することが可能。この殺生櫻から放たれる雷撃は上空から発生するため高台に立つ敵さえも軽々粉砕してくれるため、チームに編成することで戦闘を有利に進めることができる。
殺生櫻から発生する雷撃は完全ランダムなことからシステム的な制御が難しく、時にプレイヤーの思わぬ挙動をする事から一時期騒動にも発展したが、そんな事件も今となっては過去のもの。草元素の登場で追加された激化により彼女のサブアタッカーとしての性能はそれ以前と比べて全く別のものと言っても過言ではない。
八重神子は固有天賦の効果により元素熟知を盛ることでスキルへダメージバフを付与できるのだが、これが超激化とスキルの仕様と非常に相性が良いのである。味方の戦闘スタイルに関係なく追撃してくれる殺生櫻の攻撃は自身で超激化を起こしやすいため八重神子の高い元素熟知が活かしやすく、高ダメージを連発しやすい。そして倍率の低さが目立っていた通常攻撃もこの超激化や超開花のおかげであまり気にならなくなったため、元々の公式の肩書きであったメインアタッカーとしての役割も担えるようになったのである。また、ナヒーダの登場により彼女のスキルでマークした敵を完全に自動で葬り去ることが可能となったことも八重神子の性能の凶悪さをさらに引き出したと言えるだろう。
そして八重神子の元素爆発は高威力の雷元素ダメージを中範囲に召喚するものである。この攻撃は場に設置されている殺生櫻を破壊することで天狐雷霆と呼ばれる追撃が発生し、これは最大3回まで追加される。この合計ダメージは中々なものであるが、必要エネルギー量が90族であることと22秒長いCTからあまり連発はできない。短期決戦を行う時以外は基本的にはスキルと通常攻撃を中心に戦っていくこととなるだろう。
風元素
ジン
恒常星5キャラクターの一人であるジンは固有天賦や元素爆発によってチーム全体を回復することに秀でた、西風騎士団の臨時団長を務める彼女らしいキャラクターである。風元素であることからもどんな編成であっても最低限の仕事が出来るため、恒常出身のキャラクターの中では当たりに入るだろう。凸効果に非常に優秀なものが多い所も魅力の一つ。
ジンの最大の強みはやはり元素爆発による即時回復にあるだろう。心海や七七のように継続的に回復を行うヒーラーとは変わり、元素爆発を発動するだけでチーム全体のHPをジンの攻撃力を基準に大量に回復してくれるため、チームが機能不全に陥りうるピンチの際であっても即座に状況を立て直すことが出来る。これは妹のバーバラの元素爆発に似ているが、ジンの場合は即時回復に加えて持続的に回復を行う風元素のフィールドまで生成してくれる上に敵へ拡散ダメージを与えてくれるなど、至れり尽くせりである。
そしてこの風元素フィールドに立つ敵/キャラクターは一定期間ごとに自身に付着した元素を拡散してくれることから、敵への元素付与能力があることはもちろん、凍結や過負荷などのプレイヤーのストレスになり得る要因まで取り除いてくれるためとても優秀である。また、ジンとベネットの元素爆発を組み合わせることでサンファイア(造語)と呼ばれる現象を発現させる。これは、ベネットの元素爆発のフィールド内に立つキャラクターへ継続的に炎元素を付与する効果にジンの元素爆発を組み合わせることで連続で炎元素を拡散し、敵に付着させることが出来るのである。これは連続で蒸発や溶解などの強力な元素反応を誘発させやすくなる状況を作り出す非常に強力なコンボと言えるだろう。
更にこれらに加え、ジンのスキルや元素爆発の天賦倍率はかなり高く設定されているため、しっかりと育成されていればサブアタッカーとしての役割も持つことが出来る。例え強い聖遺物が無い場合でも適当な翠緑4セットを装備させるだけでもサポーターとしての能力を更に強化できるため、一人当千の働きを見せてくれるだろう。もし運良く仲間にすることができた際は率先して育成することをおすすめする。
ウェンティ
元祖ダイソンの異名を持つ吸引力に優れた元素爆発を操る風神ウェンティは、原神サービス開始時から現在に至るまで対集団戦においてトップクラスの強さを維持するサブアタッカー/サポーターである。また、上昇気流を発生させることのできるスキルや飛行時の消費スタミナを削減させてくれる固有天賦の存在により探索面でも非常に優秀な面を見せてくれる。
ウェンティの元素爆発は発動することで前方に暴風の目のような渦を発生させ、その周囲にいる敵を誰彼構わず飲み込んでいく。大型や中型の敵は流石に拘束することは出来ないが、小型の敵であればなすすべなく殲滅することが可能である。このウィニーに対する無慈悲な吸引能力はVer.3.4になっても彼の右に出るものはおらず、翠緑の影などの人型の敵やヒルチャールなどが数多く出現する秘境では凄まじい威力を発揮するため高速周回を目指す際にはほぼ必須級の力を持つ。
そして固有天賦の効果により元素爆発が拡散した元素と同じ元素を持つチームメンバーとウェンティ自身の元素エネルギーを15回復してくれるため、効率的にチーム全体の元素チャージサポートを行うことが可能。これによりウェンティの元素爆発は実質45族と言えるため、あまりチャージ効率を上げずとも問題ないことは大きな利点と言えるだろう。
だがそんな強力な元素爆発にも弱点はいくつかある。まず、先程申した通り中/大型の敵を多少は引き寄せることはできるものの、拘束力は無に等しいためそれらが出現する戦闘では工夫が必要となる。また、ウェンティの元素爆発が放たれる方向は一番近くにいる敵へ向かうため、状況を見誤ると明後日の方向に渦が出現してしまうため少し扱いが難しい。
...はずなのだが、吸引の有効範囲がアホみたいに広いせいで敵が全くいない場所に発現させてしまった場合でも何だかんだで全員仲良く吸い込まれていたりする。敵からしたらたまったものではないだろう。
ウェンティは秘境の高速周回や深境螺旋11層の防衛戦で簡単にクリアしたいと考えている方には特におすすめ出来るキャラクターである。初心者の方であっても序盤の探索を楽にしてくれるため仲間にする価値は十分にあると言える。
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楓原万葉
ウェンティ一強かと思えた吸引界の門を叩いた異才の侍、楓原万葉はその凄まじいバフ性能と小回りの利く吸引能力、そして稲妻実装という運営からの援護も相まってウェンティへの下剋上*を果たした時期もあった。現在のVer.3.4においても彼の強さは健在であり、岩や草元素以外を軸とする編成であれば場所を選ばない素晴らしい活躍を見せてくれる。
*詳しくは万葉の我が家のビルドを参照
万葉の一番の強みは固有天賦にある。彼が何らかの形で拡散反応を起こすと、その拡散させた元素に対応するダメージバフをチーム全体に万葉の元素熟知量に応じて配ることが出来るのである。そしてこのダメージバフに上限は無いため武器や聖遺物のメインオプションを元素熟知で固めることで最低でも30%まで伸ばすことができ、火力増強のサポーターとしては間違いなく星5キャラクターの中でも3本指に入る性能を持っているだろう。また、彼は拡散をメインとするキャラクターなため翠緑の影4セットと非常に相性が良い。この高いバフとデバフを同時に発動した後のメインアタッカーの火力は思わず笑ってしまうほどえげつないのである。
そして万葉のスキルもかなり優秀であり、発動することで自身を中心に吸引を行いながら上空に舞い上がり、そこから落下攻撃を行うことで集まった敵を一網打尽にすることができる。そしてこの吸引はウェンティ程の効果範囲が無い代わりに吸引を発生させる場所を細かく調整出来るので使い勝手がとても良い。そしてスキルを長押しで発動することで吸引時間を伸ばしながら更に高い上空へ飛び上がることが出来るため、戦闘と探索両方でかなり重宝するものとなっている。
更にこのスキルの天賦のダメージの倍率がかなり高い上、第二の固有天賦により拡散反応を起こした際の落下攻撃はここから追加で増強されるため、サポーターだけでなくサブアタッカーとしての性能を発揮させることも可能である。
これに加えて継続的に拡散を行える元素爆発を組み合わせることで長い間バフを繋ぐことも可能なため、神里綾華や雷電将軍などのメインアタッカーの火力の更に強化させたいと考えている人にはぜひおすすめしたいキャラクターである。
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岩元素
鍾離
璃月の岩王帝君こと鍾離はチームを守ることに特化したサポーターである。Ver.1.3に到来した超強化により、正に岩神の呼び名に相応しい力を手に入れた彼のシールド性能を超える逸材はVer.3.4現在存在しない。間違いなく原神界で三本指に入る強さを持ったキャラクターと言えよう。
鍾離がシールドを起動させるためにはスキルを使用する必要があるのだが、このスキルの効果はそれだけで説明できる程単純なものではない。スキルを一回押しで発動した場合は周囲の岩元素創造物と共鳴する岩柱を短いCTで召喚し、長押しの場合は岩柱召喚とシールド生成両方が発動される。そしてこのシールドは全ての元素/物理ダメージに対して軽減(吸収)効果があることに加えて、天賦効果によりダメージを受ける度に5%のシールド強化バフを付与してくれる。これによりあまりに適当な育成をしていない限りはこのシールドが壊される場面には然う然う出くわさない。また、このシールドの継続時間がCTよりも長いことも彼のシールドの安定性に繋がっている。
そして鍾離のシールドの能力はこれだけでは終わらない。なんと彼のシールドは張られているだけで周囲の敵の元素/物理耐性を自動で20%も下げることができるである。ただでさえ牢固なシールドが張られているだけで敵からしたらお手上げであるはずなのに、デバフまでされたらどうしようもないだろう。更に長押し時に広範囲に発生する衝撃波には鉱石などの粉砕機能まで組み込まれているため、探索時にも非常に役に立つ。この効果がてんこ盛りのシールドの存在が鍾離を絶対的なサポーターとしての地位を確立しているのである。
また、鍾離の元素爆発は隕石を敵に落とすものシンプルな効果を持つが、そのド派手なエフェクトと40族の少なめな必要元素エネルギー量に見合わない高い倍率から中々癖になる性能を持っている。そしてこの隕石を食らった敵は数秒間石化し全く動けない状態になるため、利便性が高いことも魅力である。例え元素反応を全く組み合わせることが出来ずとも天賦レベルが10まで育っていれば10万以上のダメージを出すことも夢ではないため、もし鍾離を極めたいのであればぜひ目指したいところである。
鍾離先生がチームにいると浸食を除いてほぼダメージを受けなくなるため、あまり彼の便利さに頼りすぎると回避の仕方を忘れてしまうので注意しよう。しかし、裏を返せばそこまで頼れる固さを持ったシールドであるとも言える。初心者の方であれば優先的に引くべきキャラクターだと言えるだろう。
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アルベド
アルベドはスキルを発動することで広範囲のフィールドに自動で敵に追撃を行う擬似陽華と呼ばれる岩元素創造物を召喚し、チーム全体の火力のサポートを行ってくれる。更に彼の固有天賦を利用することで岩元素キャラでは珍しい元素熟知バフまで扱えるため、幅広い編成での活躍が可能なキャラクターである。
アルベドの目玉である設置スキルの擬似陽華は彼の防御力を参照して岩元素の追撃ダメージを発生させてくれる。そしてこの追撃のトリガーは雷電将軍のスキルと同じく何らかの形で敵にダメージさえ与えられれば勝手に行ってくれるため、非常に利便性の高い能力と言える。また、このスキルは岩元素創造物であるため鍾離先生の岩柱とセットでフィールドに存在すれば、完全自動で周囲の敵に共鳴ダメージと追撃を同時に行ってくれるため、かなり強力なコンボとなる。これに加えて強力な岩元素共鳴も発動するおかげで彼ら二人を編成するだけでお手軽にチームのDPSを底上げできる。
アルベドの元素爆発は岩元素の単発ダメージを中範囲の敵に放つシンプルなものであるが、これを擬似陽華のフィールド内で発動すればこれに加えて7回、生滅の花と呼ばれる追撃ダメージを発生させることも可能である。しかし、これらダメージはスキルと異なり攻撃力を参照するため、彼のビルドを構築する際はいずれかの特化型かハイブリッド型の3種類から選ぶこととなる。基本的にはスキルの追撃がシンプルに強力なため、スキル特化型が選ばれることが多いだろう。
また、彼の固有天賦により元素爆発を発動した後周囲のチーム全員の元素熟知を+125してくれるおかげで胡桃などの蒸発を連発するタイプの編成に組み込むことも可能であり、中々器用である。そして聖遺物セットに悠久の磐岩と呼ばれるものが存在するが、この4セット効果を最も上手く使いこなせるのがアルベドである。擬似陽華の追撃は元素反応の結晶化を誘発させやすい性質を持つため、アルベドの元素熟知を参照してシールドを生成しやすい。そして忘れられがちだが、この結晶化のシールドは元素熟知量によって堅さが強化されるため、彼の元素熟知バフを活かしながらチーム全体にセット効果の元素バフを同時に行えるのである。
しかし、このセット効果の発動はアルベドが表にいることが条件である事に注意が必要である。また、擬似陽華の追撃はアビスのシールド相手には無力である他にも敵の攻撃に壊されやすいなどの弱点も持っている。しかし、鍾離先生やゴローと組み合わせた際の火力は中々なものであるため、もし余裕があれば仲間にしてみてはいかがだろうか。
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草元素
ティナリ(未所持)
Ver.3.1で恒常の仲間入りを果たしたティナリは手数に優れた草元素サブアタッカーである。草激化を発生させた状況でのスキル発動後の重撃、そして元素爆発と連続で攻撃を行うことで短時間に高DPSを叩き出すことが出来るため、編成や状況は選ぶが一度戦闘を開始すればきっちり与えられた仕事をこなせる優秀なキャラクターである。
ティナリの重撃は甘雨と同様に最大2段階チャージを行うことができ、この状態で放った重撃は敵にヒットした後に蔵蘊の花矢と呼ばれる追加攻撃が発生し近くの敵に自動で追撃を行ってくれる。そしてこの追撃は倍率の低い4連撃となっているため草激化との相性が非常に良い。ティナリは基本的にこの重撃を主体として戦闘を進めていくのだが、このチャージ時間は甘雨程短くないためメインアタッカーとしての適性はあまり高くない。代わりにスキルを発動することでこのチャージ時間を大幅に3回まで短縮してくれるため、スキルとセットで使用することが運用の基本となる。また、このスキル発生後は中範囲にデコイ効果を持つフィールドを発生させてくれるため遠距離からの攻撃の手助けをしてくれる。
そしてスキルからの重撃3連打が済んだ後は元素爆発を発動してフィナーレとするのがティナリの戦闘スタイルである。かいつまんで説明すると元素爆発の攻撃は超強化された彼の重撃といっても差し支えなく、草激化中に与える高倍率追撃のダメージはかなり高い。しっかりと育成を行えていればボスクラスのHPであっても一気に削ることが出来るだろう。
ティナリは一緒に編成できるキャラクターが少し限られてしまうため、原神を始めたばかりの方には使いこなしにくいかもしれない。だが彼の持つ可能性は恒常の中でピカイチなことは間違いないため、もしうまく使える編成を組めるのであればぜひ育成してみてほしいキャラクターである。
ナヒーダ
現草神の肩書きを持つナヒーダは、その名に見合った高いサポート性能と強力な追撃を使いこなすサブアタッカー性能の二つの役割を担う草元素関連の元素反応サポーターである。草元素を軸とする編成であれば間違いなく彼女以上の仕事をできるキャラクターはVer.3.4現在存在しないと断言できる程の優秀な性能を持つキャラクターである。
ナヒーダのスキルには、彼女の全てが詰まっている言っても良いほど優秀な効果が揃っている。スキルは敵にヒットすることで蘊種印と呼ばれるマークを付与し、このマークが付与された敵に元素反応が発生する度に滅浄三業と呼ばれる追撃を行うことが出来る。そしてこの追撃にはICDが存在しないため連続で元素反応を行える*凶悪な性能を併せ持っている。また、スキルを一回押しした際には近くの敵に、そして長押し時には弓キャラクターの重撃のような照準モードに入り、画面の中心に入った敵を順次マークすることが出来る。そして複数の敵にマークした場合はそれぞれがリンクし、リンクされた敵の内一体でも元素反応が起こればリンクしている敵全体に滅浄三業が発生するため、敵からすれば非常に厄介な効果である。
*滅浄三業の追撃は敵ごとに2.5秒の間隔で発生するため永遠に草元素を付与できる訳ではない。
そしてナヒーダの元素爆発は彼女のスキル性能を増強することのみに特化した能力を持っている。発動することでアホみたいに広い摩耶の宮殿と呼ばれるフィールドをその場に展開し、その領域内にいる限りチームに編成している元素の種類と数によって異なるバフを滅浄三業もしくは元素爆発に付与する。炎元素が編成されている場合は追撃のダメージが強化され、雷元素の場合は追撃の発動間隔の短縮、そして水元素は元素爆発の効果時間の延長を行ってくれる。正直あってもなくても滅浄三業のダメージは十分強力だが、ナヒーダ自身で更に増強できるのは魅力的である。
因みに滅浄三業のダメージはナヒーダの元素熟知量に応じて大幅に強化されるため、基本的に彼女のビルドは元素熟知を中心に構成していくこととなる。また、固有天賦効果によりチームで元素熟知の最も高いキャラクターの元素熟知参照して、その25%を元素爆発領域内に立つキャラクターにバフすることが出来るため、元素反応を多用するティナリやアルハイゼンなどにはかなり嬉しいサポートまでも行えてしまう。草元素を軸とした編成を組むことを考えているのであれば、真っ先に仲間にしておきたいキャラクターである。
さいごに
以上がVer.3.4までに実装された星5キャラクターの全てである(メインアタッカーは第一弾を参照)。ここまで書いて初めて私自身も気が付いたが、メインアタッカー編での私のキャラクター所持率は約4割だったのに対し、サポーター/サブアタッカー編では約8割と、ほぼ倍であった。初心者の方はこの1対2の比率でメインアタッカー/サポーターのキャラクターガチャを引いていけば問題ないのではなかろうか。
まあ...結局は人の好みになるので好きに引くのが一番良いだろう。ガチャのご利用は計画的に。