【原神】我が家のビルド:トーマ



原神ではたくさんの個性的なキャラクター達の中から4人を選抜し、プレイヤーの考える一番強いまたは好みの編成を構築し、遊べるシステムがこのゲーム最大の魅力の一つである。この際に、プレイヤーが最も重要視するべきことは何か、あなたは考えたことはあるだろうか?





ほとんどの人の脳内にまず最初に思い浮かぶのはメインアタッカーであろうか。メインアタッカーは敵にとにかくダメージを与える役割を持ち、敵を倒すことが目標の原神では正にチームのかなめと言っていいかもしれない。



また、メインアタッカーにも複数種類がある。例えば神里綾華や胡桃のような自分自身でダメージを出すことを得意とするタイプ。こういったキャラクターの場合は他のチームメンバーからのサポートを得ながら強化された攻撃を繰り出すことで、あっという間に敵を殲滅せんめつする。









もう一方では、自分自身ではダメージをあまり出せないタイプも存在する。例えばスクロースや珊瑚宮心海などになるだろうか。彼らは自身の通常攻撃が貧弱ひんじゃくであったり、何の因果いんがか会心率がマイナス100%であったりと、一人だけで敵を攻撃を行うと返り討ちにうのがほとんどであるが、ここに元素反応と強力なサブアタッカーを組み込むことで途端に総ダメージが跳ね上がったりする。

このように、どんな編成であってもチームで一番火力を出すことが出来るキャラ、もしくはキャラ同士の組み合わせを模索することがチーム編成の基本であると考えられる。







ではここで一つ質問を。チームのサポーター達はどうなのだろうか?





先程の説明では、メインアタッカー達自身が戦闘を進める上でチームを率いているように見える。が、これは少し違うかもしれない。

ほとんどの編成において、周りからのサポートを受けおんぶにだっこで戦闘を進めているのはメインアタッカーではないだろうか。

本当のはその他のチームメンバーなのではないだろうか。

チームで黒子に徹しながらメインアタッカーを守り、回復し、そして強化するキャラクター達、このサポーターの持つ仕事はある意味メインアタッカー以上であり、彼らこそが真の功労者とも言えると私は考える。

そんな黒子役を進んで行うことを選んだキャラがいる。















「俺が守るよ」












でお馴染みの彼。







そう、トーマである。彼はスキルを使用することで味方を守るシールドを生成しメインアタッカーのとしての役割を担い、ここから追加で元素爆発を発動することでこのシールド生成をほぼループすることができる。つまり、彼はスキルと元素爆発ほぼ全てを防御に特化させたキャラクターであり、味方を守ることに関しては星四キャラクターの中に彼の右に出るものはあんまりいない。そんな原神屈指くっしのさわやかイケメン、トーマの(私の使っている)ビルド紹介をこの記事では行っていく。









私の使うビルドは絶縁の旗印金メッキの夢の2セット混合と喜多院十文字槍を装備した、サポーターと元素反応のハイブリッド型。まず、トーマをチームの守りの要としてに編成する場合は元素爆発をいかに効率よく発動させるかが最も重要となることから、シールドの強化に直接繋がるHPよりも元素チャージ効率を中心にビルドを構築している。これは元素爆発さえループして発動し続けることが出来れば味方の通常攻撃をトリガーとしてシールドの耐久値を更新しながら強化してくれるため、シールドの低い耐久値はそこまで気にならないのである。



そして喜多院十文字槍に関しては...無凸ではシールドの強化には少し役不足である。確かに武器効果により元素チャージを行えるためトーマには好相性であるが、もしシールドに特化した編成にしたいのであれば黒纓槍こくえいそう(スライム槍)や護摩の杖などを装備する方が確実に強化に繋がる。もしくは西風長槍などを装備してトーマ自身だけでなくチーム全体の元素チャージサポートとしての強さを引き出すことも出来る。

ではなぜ喜多院十文字槍を装備しているのか。


トーマの見た目にぴったりだから、というのは半分正解である。日本モチーフの槍であるし、(恐らく)真田幸村が元となったトーマのキャラデザインに十文字槍ほどおあつらえ向きな一品はないだろう。ではもう半分の理由とは何か。












それはサブオプションの元素熟知である。この元素熟知を利用して強力な烈開花反応をトーマの元素爆発の追撃から繰り出せるのである。そしてこれはHPの上がる千岩牢固ではなく金メッキの夢を採用するに至った理由でもある。



ちなみにVer.2.8までこの彼の元素爆発の追撃はほとんど役に立たなかった。行秋と同じく1秒ごとに炎元素の追撃が発生するため元素付与要員として優秀なように思えるが、彼の攻撃は単発なため行秋とは天と地ほどの差があった。これが意味すること、それはつまり蒸発や溶解などの強力な元素反応をトーマを使って行おうとするとトーマ自身で起こす反応が多発してしまい肝心のメインアタッカーの攻撃で元素反応が起動できないのである。



しかし、これは草元素が実装されたことにより評価は変わった。先ほどの烈開花の起動役としてトーマほどの適任者はいなかったからである。烈開花とは水と草元素の組み合わせで出現する開花の種に炎元素を与えることで範囲攻撃の爆発が発生する元素反応である。トーマの追撃は中範囲の敵に炎元素を付着させるため、貯まった開花の種をまとめて起爆することができ非常に優秀。また、この烈開花のダメージは超開花と同じ倍率であり、元素熟知を高めることで強烈な範囲ダメージを発生させることが可能なのである。

*バフ無し



現在のトーマの元素熟知は330とハイブリッド型なため少々控えめではあるが、それでも烈開花一発で与えることのできるダメージは約15000と悪くない。また、基本的には烈開花が一度発生し始めるとその場に出現した開花の種が一斉に起爆きばくされるため、総合的なダメージは中々あなどれないものである。そして烈開花で発生する自傷じしょうダメージもしっかりトーマのシールドで守ってもらえるため何もかもが嚙み合っている。

しかし、総ダメージ面では流石にニィロウの使う豊穣の核の爆撃には叶わない。まあ...あちらの場合はあまりに強烈すぎて味方まで木端微塵こっぱみじんになってしまうためシールドに守ってもらえるトーマの烈開花の方が安全である。それにこちらはチームの編成に制約があまり無いことも素晴らしい。









さて、ここまでトーマの良さを伝えてきたが、ここで一つ残念なお知らせが。冒頭で私はさもトーマがメインアタッカーの相方として一番優れているかのように書いていたが、残念ながらそれは正しくない。確かに彼のシールドはチームメンバーを守る非常に強力な手段であるが、ベネットや忍などトーマ以上の仕事が出来る星四キャラクターが他にも豊富に揃っている上に、鍾離先生と呼ばれる目の上のたんこb...=====○)д`);.・;゛;ブッ












...失礼。鍾離先生などの強力なライバル達が存在するからである。無凸の時点ではトーマにサポーターとして勝てる余地はほぼない。













無凸の時点では。




完凸の場合は話が変わる。完凸時の効果はトーマのシールドを纏ったキャラクターの通常攻撃、重撃、落下ダメージに15%のダメバフを付与するものであり、これがかなり強力。シールドを必要とするキャラクターは近接アタッカーが多いためこのバフが効果的な場面は多い。



例えば、上のような放浪者をメインアタッカーとしてえた編成が非常に強い事は有名である。ベネットとトーマの炎元素キャラを二人編成することで炎元素共鳴を発動できる他、ベネットでの攻撃力バフ、そして放浪者の天賦効果でそこから更に攻撃力バフと、とにかくアホみたいに攻撃力が盛れるのでハチャメチャに強い。その上、トーマが付与できるダメバフやファルザンでの耐性デバフダメージアップバフと相性のいいバフが盛りだくさんである。更におまけで風共鳴の移動速度バフまで付いてくると...これが弱い訳がない。

攻撃力 3215 (フルバフ)、会心率 90.3%、会心ダメージ 196.1%、風元素バフ 98.4%、火力アップ系螺旋バフ無し



これは螺旋で試してみた際のダメージだがなんと重撃一発で28000も出ている。そして通常攻撃であっても一発ごとに18000程出るため、制限のほぼ無いメインアタッカーの火力としては申し分ないだろう。また、トーマを放浪者や綾人などの通常攻撃を連発するタイプのアタッカーのお供としてえれば自動でシールドを更新してくれるためダメージを受ける心配もほぼ無し、とサポーターとして最高峰の働きをしてくれる。



また、トーマのその他の凸効果もかなり優秀であり、突破していくことで彼のシールドの使いやすさが格段に上がっていく。特に4凸まで開放できれば元素爆発の発動に必要な元素チャージ量が減る上に継続時間が大幅に短縮されとても快適になる。彼を守りの中心としてチームに編成したい場合はぜひ開放しておきたい。

それでは最後にトーマの人となりに関して少し。トーマはその金髪と緑色の瞳を持つ外見からも察することができる通り、稲妻の出身ではない。正しくは稲妻人の父とモンド人の母の間から生まれたハーフであり、稲妻で腰を落ち着かせるまでに波乱万丈はらんばんじょうな経験を重ねてきた苦労人である。そしてトーマは現在も行方不明である彼の父親が重んじていた忠誠心ちゅうせいしんをとても大事にしている。



そんなトーマは現在家政婦かせいふとして神里家に仕えており、彼の得意とする家事は料理、掃除、裁縫、更には値切りなどなど多岐にわたる。彼はこれらの家政を仕事としてだけではなく一種の趣味として情熱を持って取り組んでいるようだが、これには彼の生い立ちと経験してきた苦悩が関わっているのではないだろうか。

あなたは「人は守るものがあったほうが強い」、なんて言葉を聞いたことはあるだろうか。トーマは人との繋がりを人一倍大事にする人物であり、特に家族に対してはこの想いが更に強いのであろう。そんな家族と散り散りになってしまったトーマがあえて神里家に仕える道を選んだ背景には綾人や綾華に対する恩返しといった感情がもちろんあったのであろうが、私はトーマが彼の忠誠心を全て注ぐことのできる「守るもの」を欲していたのではないか、とも思う。



トーマは彼の大事に想う人々の生活、戦闘の両面で矢面やおもてに立ち、彼らを守ることで自身の忠義心と信念を貫こうとしているのではないだろうか。例えそれが自分の命に関わることであっても彼の愛する人々さえ無事であれば...。

彼が首に下げるドッグタグにはそんな思いも込められているのかもしれない。




“【原神】我が家のビルド:トーマ” への2件の返信

  1. 炎元素のビルドがトーマだけなのが少し寂しいです。他にも、ベネットなどでおすすめのビルドがあったら載せていただきたです。これからもよろしくお願いします。

    1. コメントありがとうございます!
      返信が遅れて申し訳無い。更新を完全にサボっておりました。
      確かに言われてみれば…。次の久々の投稿はそちらで考えてみましょうか。

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