【原神】我が家のビルド:甘雨(かんう)


チーム加入日:2022/1/26


実装されてから約2年ほど経過するにも関わらず未だ根強い人気を誇るスナイパー。彼女の武器である狙い撃ちのずば抜けた火力お手軽さ、そして驚異の対遠距離性能に数多の実装当時のプレイヤーの度肝を抜いたことは未だ記憶に新しい。さらに草元素の登場により溶解型の新たな可能性も開拓されつつあり、今後も最強のココナッツヒツジとしての地位は揺るがないであろう。



上記で簡単に説明した通り甘雨には彼女しか持たない魅力が存分につまっており、現在のVer.3.2の段階で彼女を「弱い」と評価する人をあまり見かけないだろう。しかし、実装直前の当時の私は今と同じ考えを持っていなかった。

というのも前段階で私は完全に彼女の事を軽視していた。

事前情報で彼女の目玉は狙い撃ちであると聞いていた私は、弓の2段チャージを悠長に待ちながらちまちま敵をねらい打つなんて面倒な事をしている暇があるならば、鍾離先生とアルベドを組み合わせた編成で刻晴などの近接メインアタッカーで敵を殴った方が手っ取り早いと考えていたからである。加えてVer.1.3で鍾離先生と岩元素共鳴の強化が約束されていた事もこの考えを後押しした。

出典:荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』



その為あろうことか私は甘雨実装前日確定天井(180連目)をアルベドに捧げ、岩パの強化に集中していたのである。(誤解を招く言い方をしたが、当時のアルベドも半端なく強かった。詳しくはこちら



そして、甘雨実装当日。


まず私はログインするなり早速強化後鍾離を試し、想像以上の魔改造ぶりにおったまげていた。そして彼と最も相性の良かったアルベドを引いて良かった、なんて喜んでいたのであった。

そしてログインしてから約一時間ほどが経過し、岩パの新たな強さを思う存分体感した私はここでようやく新しく実装された甘雨のことを思い出した。そして滑稽なことに、

「どうせ自分の予想通り大したことないでしょ。」

なんて根拠のない自信に高を括りながら彼女のお試しを行った。






そして...





私は強化後の鍾離を使った時以上におったまげた。






正直に言うとミホヨの調整ミスまたはバグを疑った。それ程までに当時の環境での彼女の性能は頭一つ抜けていたのだ。



まず彼女の天賦倍率が当時のレートでは破格であった。天賦レベル6の時点で狙い撃ち+霜華満開ダメージの合計倍率が約480%。これは当時最強の単発ダメージを誇った鍾離の爆発天賦倍率640%(天賦レベル6)の半分を優に超える数値である。ただの狙い撃ちであるのにも関わらずだ。

さらにこの2段チャージ攻撃は敵でも地面でもとにかく何かに当たれば爆発四散し半径数メートルの範囲ダメージを発生させるため、真面目に敵を狙う必要性がそもそもない。感覚的には敵の周辺にグレネードランチャーで爆撃するようなものである。これで「狙い撃ち」なんてよく言えたものだ。



これだけにとどまらず、彼女の二段チャージ時間は私の想像の数倍早かった。他の弓キャラが1段目のチャージを終えるのと同じほどの時間(約1.25秒)でチャージは完了する為、ほぼストレスフリーに彼女の爆撃をまるで無限バンダナを装備したスネークのように放ち続けることが出来たのだ。むしろエイムが苦手な私はこの早すぎるチャージ時間に焦らされることも多々ある。


...今になって思えばこの性能で実装させたミホヨの裁量は見事と言わざるを得ないであろう。「狙い撃ち」という地味な絵面になりがちな攻撃方法をアホみたいな高火力とお手軽さで一気にスタイリッシュな戦闘スタイルに昇華させたのである。

この最強のスナイパー()の登場により当時の環境は甘雨一色に染まった。丁度強化された鍾離のシールドが抜群に相性が良かったこともこの環境を作り上げた理由の一つであろう。

また、他のメインDPSたる星5キャラがタルタリア、ディルックそして刻晴ぐらいしかいなかった為、新たなメインアタッカーとして注目度が高かったこともある。



私はもちろん彼女を仲間にしたいと考えたが、アルベドで原石を実装前日に使い尽くしていたため当然引けるはずもなく...断念するほか無かった。





そしてそれから約一年後の2022年1月。ついに復刻された彼女を私は当然引いた。

結果は...なんとここで私は幸運なことに原神のプレイを開始してから初の限定星5キャラ二枚抜きを達成することができた。









...見事180連目に。







...綾華を引いた時といい、氷のキャラとの相性がすこぶる悪く感じるのは気のせいだろうか。それでも一凸できたことをとても嬉しく思う。






 

さて、ここで甘雨のビルドに話を移そう。彼女が現在装備しているのは氷風4セットアモスの弓凍結ビルドである。アモスの弓は敵との距離によって最大45%のダメージバフを付与できる甘雨にぴったりなモチーフ武器であり、これにより彼女の火力を大幅に上げることができる。しかし、サブオプションが攻撃力%な上、甘雨の突破ボーナスが会心ダメージなことから高い会心率の確保が重要な課題となる。が、氷風4セットを装備することでこの問題を簡単に解決できるので中々上手くまとまったビルドであると言えるだろう。

...なんて聞こえはいいが、実際のところ彼女の装備している聖遺物は全て綾華のビルドを厳選していた際のおこぼれなことは内緒である。




また、この凍結ビルドを使うにあたって重要となるのが元素爆発である。発動することで広範囲氷元素の(極小)範囲攻撃を自動で行ってくれるため、氷風セットの会心率バフの条件を自動的に満たすことが出来る。また、CD(クールダウン)も優秀で、発動時間とCDが同じな為元素チャージ効率%さえしっかりと補強出来ていれば延々と爆発を回し続けることが出来る。

さらに敵を凍結することが出来ればそれはただの動かぬ的と変わりなく、狙い撃ちのエイム時間まで短縮してくれることから初心者にもおすすめのビルドである。



また、実装されてからしばらくの間は上のようなモルガナ編成が螺旋などの高難易度ダンジョンでよく使われていた。綾人のビルド紹介で既に説明した為詳細は省くが、甘雨とウェンティの元素爆発の相性がとても良く、それらの組み合わせだけでも凄まじい殲滅力を誇った。それに加えてモナのバフとディオナの回復を組み込むことにより、凍結が効かない敵との戦闘や長期戦を強いられる状況に陥ったとしても臨機応変に戦うことができる、かなりバランスのとれた編成である。

また、使われ始めてから二年近く経つ今現在においても通用する編成であり、ここまで完成されたパーティは中々お目にかかれないのではないだろうか。しかし、モナバフのみでは最近の高難易度ダンジョンでは少々火力不足かもしれない。

だがこれは申鶴万葉を組み合わせることで克服可能な問題でもある。元素反応抜きでも今あの彼女のビルドであれば2段チャージ一発ごとに合計10万以上のダメージを簡単に出すことができる。特に最近の螺旋12層第三問の永劫ドレイクに対しては甘雨の対空性能も相まって、圧倒的有利に戦闘を運ぶことができる。






さて、ここまで凍結ビルドの強さを解説してきたが、草元素が登場したことによりこのビルドは今後主流から少し外れるのではないのかと私は思う*1。なぜなら燃焼反応を利用した溶解ビルドがかなり強力な事が判明したからである。

*1:これはあくまでも今の運営の草元素推しの状態を鑑みた結果の私の「予想」であり、もちろん凍結も溶解ビルドと同等に強力である。これらを踏まえた上でここから先に進んで頂けるとありがたい。





燃焼反応は他の元素反応のシステムと一風変わっている。これは炎元素が付着している敵に草元素を付与することで(逆も可)燃焼反応が起き、草元素の供給さえ絶たなければ延々と燃え続ける。これは燃焼ダメージが発生する度に炎元素付与が発生するからであり、一々炎を足す必要はほぼ無い*2。この現象を例えるならば焚き火に薪をくべるようなものであろう。これを利用することで他キャラの炎元素の付与頻度をあまり気にすることなく溶解反応を連続で起こせるようになり、甘雨の場合は燃焼が続く限り大ダメージを出すことが出来る。氷と草元素の元素反応が実装されなかったのはこの為であろうか。

*2:厳密に言うと、ある一定量(1U/0.25秒)以上の炎元素を消費する元素反応が発生すると燃焼反応は消えてしまう為、状況によってある程度の炎元素の追加付与は必要になる。


この組み合わせはVer.3.1まではあくまで理論的な編成に過ぎなかったのだが、ナヒーダが追加されたことにより本格的に使用することが可能になった。やはり神様は偉大である。



これにより今後の甘雨はサブアタッカーとして編成に組み込まれることも候補に挙がりやすくなるのではないかと予想できる。先ほど説明した通り、燃焼を起こすための火種は最小限あれば十分な為、炎元素のメインアタッカーの胡桃ディルックが敵を殴り終えた後におこぼれの炎で燃焼反応を起こし、甘雨で残りを殲滅する、なんて芸当が今まで以上にスムーズ行えるようになるからである。

また、今後は燃焼専門のキャラなどの実装も予想されるため、その際に相方として編成されることもあるかもしれない。


甘雨を溶解ビルドで使いたい場合の聖遺物は楽団または金メッキの夢4セットあたりが候補になるだろうか。または、楽団(金メッキ)、氷風もしくは剣闘士辺りの混合も悪くない。もしも元素爆発を捨ててもよいと考えるのであればしめ縄4セットも十分強力である。

だがもしアモスの弓破魔の弓を装備させる場合は攻撃力%バフが過剰になりすぎないよう心掛けたい。基本的に原神ではバランス良くステータスを伸ばすことが一番重要であることをお忘れなく。特に金メッキの夢4セットは編成によってかなりダメージが変わってくる。







さて、ここまで甘雨の戦闘面の魅力について語ってきたが、他にも彼女の魅力はある。下の画像をご覧いただきたい。



...どうだろう。








エロs...=====○)д`);.・;゛;ブッ




彼女の着用している衣装はタイツの上に小さな布切れを着けただけというなんともハレンチな身姿である。というか胸の部分には何も着けていない。これは申鶴とほぼ同じデザイン...というより一つの衣装を半分にしてシェアしているような形であるように見える。

*非公式のファンメイドです。


あえて二つ同じ衣装を用意するのではなく一つを分けて着させるとは中々斬新である。これは留雲借風真君の趣味なのであろうか。


もしそうなのであればぜひ詳しく話を聞かせて欲し...=====○)д`);.・;゛;ブッ







また、甘雨の仕事への執念は凄まじい。岩王帝君のためにと身を削って働いているせいか、待機モーションでは頻繁にその場で寝落ちしてしまう彼女を見ることができる。さらに彼女のエピソードPVではなんと視聴者へ向けて「私と一緒に残業しませんか?」なんて恐ろしいことをたずねてくる。それも徹夜した後の朝日を背景にした状況で、である。



しかし、こんな無茶苦茶な格好をした素敵で綺麗な女性からこんなお誘いを貰って断れる人ははたして存在するのであろうか...。こんな調子なら睡眠不足などとっくに解消するほどの人材を今頃確保できているはずだと思うのだが。

いやらしい考察になってしまうが、これは日々忙しい毎日を過ごしている日本人の方々へ向けての殺し文句なのかもしれない。このミホヨの隙の無いマーケティングには脱帽である。






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